アジやメバルといった小型対象魚のみならず、シーバス等の大型になるターゲットに対しても活躍する第一精工のフィッシュグリップ【ガーグリップMCカスタム】。その魅力に迫ります。
購入の決め手は堅牢さと格好良さ
昔は釣った魚はタオルを持った手で掴んでいたのですが、軽装備での釣行が多く、汚れたタオルを持ち歩くのも臭いがつきやすく中々面倒に感じていました。
ある時、釣り番組でフィッシュグリップで魚を掴んでいるのを見て便利そうだなと思い、ちょっと調べてみる事に。すると色々なメーカーからフィッシュグリップが発売されていたので、安い物を幾つか購入してみました。
が、アジやキス等の小型の魚は掴みやすいけど大型には向いていない、その逆もまた然り。
1本で小型の魚もきっちり挟めて、尚且つシーバスのランディングにも使える強固な作りの物が欲しい!と思い調べているうちに、ガーグリップを見つけました。
ホルスターに収納出来て、見た目も抜群にカッコいいので、ちょっと高いけど即決。
外観
カラーはブラック・フォリッジグリーン・ダークアースの3色があります。
(写真は使い込んだフォリッジグリーン、汚くてスミマセン)
3色ともに派手さの無い落ち着いた色ですので、好みが分かれるかもしれません。
魚を掴む歯の部分は結構ゴツいです。
大型魚はガッチリ掴めそうな安心感を与えてくれますが、魚体の傷付き易いイワシ等は、ちょっと挟むのを躊躇うかも。
携帯性の良さは抜群
ホルスターにはベルトやズボン等に引っ掛ける事の出来るハンガーと、D環等に装着出来るカラビナが付いていますので、スタイルに合わせて持ち運び出来ます。
常に身に付けていられるのはとても便利で、釣り上げた魚をすぐに挟めます。ランディングに使用する際も、魚とのやり取りをしながらフィッシュグリップを取りに行く嵌めにならずに済みます。
また、ホルスターとガーグリップ本体はセーフティロープで繋がっていますので、不意の落下や紛失防止に役立っています。テトラの上で使用する際や、手の悴む冬場でも安心ですね。
実は他のフィッシュグリップは、何度かテトラの隙間に落として失っているのですが、ガーグリップは落としてもロープを手繰るだけで回収出来るので非常に助かります。
安定の使用感
アジングやメバリングに使われる方が多い様に、小さな魚体も難なくキャッチ。
一度掴んでしまえば、少々魚が暴れても大丈夫な安心感があり、釣り上げた後も激しいヴァイブレーションの続く大サバも、ものともしません。
挟める刃渡りが大きく適度な長さがあるので、シーバスのランディング時にも針の位置を気にせず、瞬時に口を掴み抜きあげる事が出来ます。
写真のシーバスは80㎝あったのですが、掴んで持ち上げても一切不安を感じませんでした。
これは淡水のバス釣りにも良いですね。
また、フックを外す際にもしっかりと口を挟んで抑え込む事が出来ます。この抑え込めるという事が重要で、不意に魚が暴れて指をフッキング!なんて事も減ります。
実際、以前は年に1、2回は指をフッキングしてしまい、針を抜くのに平均20分かけていましたが、ガーグリップを使い始めてからは一度も指フッキングはしていません(笑)。
危険な魚には必需品
歯の鋭いサゴシやタチウオにも大活躍ですね。
ガーグリップで写真の様に口を開かせたままの状態にしておけば、プライヤーでフックを外すのも容易です。
また、オコゼなどの毒のある魚が釣れてしまった時
足で踏みつけて…などせずとも、ガーグリップを持っていれば安心です。
用途は魚を掴むだけにとどまらない
ルアー釣りをしていると、たまに掛かってくる方々。
まずは定番のボラ。
ちょっと臭うので出来ればタモを使いたくないな~なんて時も、水面に手が届く距離ならば、ガーグリップの先端でフックを挟んで外す事も可能なのです。
触るのが躊躇われるナマコや
難敵のエイなど
このエイも、この状態からガーグリップでフックを外しました。
難点は洗浄のみ?
このホルスターですが、中を洗う事がちょっと面倒です。
魚を掴んだ後は、濯がずにシャキンとホルスターに仕舞う事が多いのですが、魚の血や粘液が付着したままです。
当然、ホルスターの中を洗いたくなりますが、その為には先の細いブラシ等が必要になります。
また、ガーグリップの使用において、開きが大きすぎて持ちにくいという意見を見る事がありますが、使用する際はホルスターに収まって閉じた状態から握る事が大半の筈ですので、掌の小さな方でも不便に感じる事は殆ど無いのではないかと思います。
滑りやすいという意見もある様ですが、窪みがグリップには施してありますので、そうそう手を滑らす事も無いかと。
実際に2年近く使い込んで、その様に感じた事は無いのですが、個人差が大きいと思われますので、参考程度にお願いします。
まとめ
これ一本で様々な状況に対応出来るガーグリップMCカスタム。
シーバスや青物も釣るけど、アジングやメバリング、サビキの様なファミリーフィッシングもするよと言う釣り人には特にオススメですね。
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